ZENDORA BOOKS BLOG

とってもとってもニッチな会社!クリーニングの業界出版社・ゼンドラ株式会社より発行しております、書籍紹介のブログです。クリーニング店の皆様だけでなく、どなたでもお読みいただける内容をまとめておりますので、ぜひとも気軽に読んで楽しんでくださいね。

大野耐一氏かく語りき

大抵なら「同業者には、ひとつ内緒にしてほしい」ということになるのですが、クリーニング業の皆さん方は…

クリーン忍術心得帖パート2 発刊によせて 文章:豊田紡織相談役 大野耐一(昭和60年) 思えばちょうど一年ほど前になるでしょうか。全国ドライ新聞社の方と、数人のクリーニング業者の方が私どものところに来られたのですが、その時に、クリーニングにトヨ…

同業他社の批判・業界イメージを低下させてまでおこなう争いの先に、いったい何があるというのか?

私たちの市場、つまりパイは大きくなるのでしょうか? 大きくなることは絶対にありえません。パイは縮小していきます。なぜなら、人間の一日における繊維製品着用枚数には限界があるから。 一日に5枚もワイシャツを着替えることはあるまい。靴下を三足、パ…

トヨタのもののつくりかた「自働とは止めることなり」

大野耐一氏かく語りき あと2話です とても残念ですね~ もっと楽しみたいですね~ もっと勉強したいですね~ 今日は全19話の中でも、とくに深いお話です。コンベア生産のメリットとデメリットがしっかりわかれば、あなたも改善点が見つけられる眼を養うこ…

TOPがやらなきゃ誰がやるんですか

さあ、あと3話です。これまで、長いお付き合いありがとうございます。大野耐一氏の考え方に共感持たれる方は、これが唯一のバイブル書でございます。ぜひともこの本をお読みください。 第17話 改善してみて駄目な時は、別の方法でやってみる。元に戻すな…

昨日のことは振り返らない、明日のことは考えてもしかたがない

改善の考え方ひとつ昨日改善したことはもうそれはそれでおしまい。いつも「今が一番悪いんだ!」このように考えるようにすると良い。 大野耐一氏かく語りき 終盤です。それではどうぞ。 第16話 自動化が進むはど、その使いこなし方が難しくなってくるでし…

全自動は便利じゃないことに気づくか・気づかないか その差だけですね

ちょっと思っていたことがスーっと書かれてスッキリする文章です。「技術の差は機械の差ではなく人間の差」だからこそ自動ではなく、ニンベンがつく自働なんですね。このコーナー、もう終盤です。じっくりとお読みください。第15話 専門家が使う機械は、『…

トヨタ流・新人教育のやり方 個人能力の目標進捗管理

今日はビックリする内容!仕事の進め方・教育の仕方、とても斬新です。これこそ非常識でなく脱常識ですね。まずはご覧ください。 第14話 新しい人が入ったら、正しいやり方を覚えるまで上司は根気良く指導せんとね。 これはまあ昔から言われとることですが…

グルグル回る洗濯機を見てしまう、工場では価値を生まないNG作業です

安全を考慮して両手でスイッチを押さないと…クリーニングの機械によくあるタイプです。うーん、そういわれると、クリーニングの機械のスイッチは原始的なのか?このながら作業を考えると、もっと進化の余地があるような気がしてなりません。 それでは第13…

同時にいくつも作業できる女性の頭は、工場には必要不可欠

女性の頭はとても柔軟だ。あれこれ色々な作業を頭の中で瞬時に整理し、次々とこなしていく。すごい! 一方、男はそんな柔軟な頭にできていない。一つの作業を極めることはできても、それを同時並行的に作業することができない、頭でも考えることができないの…

物を運ぶ…実は付加価値が高まる作業ではありません…

車のハンドル。実は「ハンドルの遊び」が無いと、車は真っすぐ走らないのはご存知だあろうか?仕事も一緒。仕事にも「遊び」が無いとどうなるのか?二日ぶりの「大野耐一氏かく語りき」それでは、今日もお楽しみください。 第11話 ムダ減らしは辛くない。…

自動車の運転者になるのと人力車の車夫になるの、どっちがいいか

もうここまで読み進めてくると、随分と頭が柔らかくなってきたのではないでしょうか?トヨタ生産方式は悪だ!そんな言われ方をすることも多々ありますけど、トヨタ方式が悪いのではなくて、そんな考え方をする方が悪い。述べていることは、かなり常識的に頭…

あなたの工場はどちらですか!儲からない工場?儲かる工場?

作業が遅れている部所があるにもかかわらず、お構いなしに自分の持ち場をやり続ける。そんなに仕掛かり品をつくっても儲からないことを、もっと学ぶべきです。 メーカーで言うならば過剰在庫。究極の無駄ですよね。製品をつくらないでお金で預けていれば利息…

四個まとめて作るから、一個目の納品日に間に合わんのじゃよ

なぜ人はまとめて作業をしようとするのか? その方が早く作れる勘違いはどこからくるのか?ほんとうに単純な事なんです。ここがわかるとね。 今日はいろいろな商売の方の事例が出てきます。あなたのお仕事・あなたの商売に置き換えるとどうですか?そこを考…

「急がば回れ」なんてこというは、ありゃおかしいんです。

お風呂に入って、髪の毛を先に洗いますか?それとも体を先に洗いますか?そして体を洗うなら、どこから先、どの順番で洗いますか?人は大抵、この順番が決まっているそうで、時にはこの順番を変えることだけでも、脳が刺激を受け活性すると考えます。 無意識…

ダンゴ生産をやめるだけで、25%も生産性が向上するウソのような話

今日はまずこの引用記事を読んでください。ダンゴ生産のムダ取りと、ものづくりの概念が変わりますよ。このページ、検索の入り口ページとしていつもアクセス上位を保っております。 さて今日は、日本一わかりやすいトヨタ生産方式について、解説したいとおも…

結局、作り過ぎるから、安く売りさばかなきゃいけなくなる。クリーニングだって同じこと。

プリントパックなどの印刷サイトを見ていると、一枚当たりの単価を気にして、どうもより多くの枚数を印刷したくなりませんか? トヨタ生産方式では、「作り過ぎのムダ」なる言葉があります。 使われないで余らせたら元も子もない。 安く買ったつもりが、結果…

わからなければ女に聞け!すぐに理解できるジャストインタイム生産

男はダメね…頭固くて。どこにでもある、どの場面でも通用するような会話です。今日は「ジャストインタイム」について、小難しい話をしますが、それは男が受ける印象。女性は…そんなの当り前!と軽く受け流すことでしょうね。。。 =====うちは新聞屋です…

『働く』という字、これは中国にはない日本だけのオリジナルなんですね

人が動けばその動きに知恵がつく。 人間とは実にすばらしい生物で、頭をつかって考えたことを行動にうつすことができる。 機械がただ動くだけではない、人間の知恵が入り込んだ織機をつくったのがすべてのはじまりでした。 これがトヨタグループのはじまり創…

「大野耐一氏かく語りき」 いまの日本の製造業を、大野耐一氏ならどう考えるのか!

疲弊した国内の生産現場を見て、もしいま大野耐一氏が見たら、なんと言葉を発するのだろうか。 大野耐一氏とは、生産管理で世界的に有名となったトヨタ生産方式(Toyota Production System)の生みの親です。 ダイヤモンド社から発刊されている「トヨタ生産方…