今の私は、まさにこの農夫と同じ状態…反省しきりです
…仕事最優先にしていると、どうしても記事を更新する時間がありません。
今日の更新になって…申し訳ないな~なんて思うところですから、今日はこの文章を選びました。
現在の私の生活そのもので、反省しきりでございます。
〈41〉計画力と実行力
ある農夫の一日
いくばくか長文になりますが言い得て妙、絶品の文章を引用いたします。
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ある農夫が、朝早く起きて畑を耕そうとした。
ところが、トラクターの燃料がきれていたので近くまで買いに行ってきた。
途中で、ブタに餌をやっていないことを思い出して納屋に餌をとりに行った。
すると、ジャガイモが発芽しているのを発見した。これはいけないと思い、ジャガイモの芽を取っているうちに、暖炉の薪が無くなっていることを思い出して薪小屋へ足を運んだ。
薪をもって母屋へ向っていると、ニワトリの様子が変である。どうも病気にかかったらしい。とりあえず応急処置をほどこして、薪を持って母屋にたどりついた頃には、日がトップリとくれていた。
農夫は、ヤレヤレ何とせわしない一日であったと思いながら、いちばん大切な畑を耕すことができなかったことに気がついたのは、床に入ってからであった。
(アクティ総合研究所 大西啓義氏著)
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いかがでしょうか。あなたの毎日が、毎週が、毎月が、そして毎年がこうではありませんか。身につまされる寓話です。
とりわけ私どものクリーニング業では計画力という力がことのほか貧弱であり非力です。定まった季節の流れのなかで全てがルーティンワーク化し、くりかえしという習慣化された惰性に支配されているからですね。
実行計画
実力とは、成り行き任せで行動を起こすのではなく、計画し、それを実行する力のことを意味します。
実例で示します。
なにより『目的』が重要です。目的を達成するための具体策を「目標」とします。目的と目標を混同し混乱させてはいけません。
目的は『売上げを上げるために』です。目標が・「@単価を上げる」、・「客数を増やす」、・「新店をつくる」などになるでしょう。目標はさらに「手段」「方法」「数値・期限・期間」に具体化されていきます。資料で示した「2007年実行計画書」のタスクバーがノウハウです。
さて、なにより『目的』ありきです。目的、「なんのために」を強く意識化し顕在化させられないから、「目標」すら浮かばないのです。
○売上をあげるためには
○コストを削減するためには
○品質を上げるためには
○クレームをなくすためには
○選ばれる店になるためには
○お客様との良好な関係を保つためには
○人質を上げるためには
○専門性を高めるためには
○みんなが気もち良く働けるためには
目標管理の基本です。
・目的……なんのために
・目標……なにを
・手段・方法……どうやって
・数値……いつまでに どのくらい
時間管理という概念がありますが正しくありません。誤っています。管理できるのは自らとお互いの行動だけなのです。
クリーニングは売ること、販売です。計画力あっての実行力であることを強く認識してください。プラン・ドゥー・チェック・インプルーブ。『PDC愛』小笠原の事務所の名称です。
(明日もお楽しみに)
売れるクリーニング 小笠原範光の新・マーケティング論 2007/12/1 (2007年12月01日発売) | 【Fujisan.co.jp】の雑誌・定期購読